Wednesday, May 30, 2007

迷いのプレゼント

『自分で帽子がつくれるんだったら、休みの日とかにつくったり出来ていいですね』
『う〜ん』

そう言われればそうなんだけれども、どうも自分のものとなるとつくる気になれない。
簡単にいうと面倒くさい。だって自分のものでしょ、テンションがあがらないです。

わたしのもの作りの基本は『プレゼント』の気持ちかもしれない。

もらった人が喜んでくれるかな、こういうデザインが似合うかな、どうかな、、。
こっちの色の方が似合いそうだけれど、きっとこの色はまだ抵抗があるだろうから、とりあえずこの色からはじめようかな、とか、
もらう人になりきって考えてみる。
使うシチュエーションを勝手にイメージしたり、ほとんど妄想かも知れないですね。。。

試行錯誤する間に、その人の事をもっと知りたいと思い、喜んでもらえれば良いなと想いをめぐらせる。

valeurもそうだと思う。

身につけてくれる人たちがどう感じるかな、こういうデザインだと気に入ってくれるんじゃないか、もう少し柔らかい方が1日気持ちい良く過ごせるんじゃないか、もうすこしボリュームがあった方が表情がキレイに見えるんじゃないか、こんな奇抜な感じもたまにはサプライズでいいかもしれない、とかホントにいろいろ想いをめぐらせる。

迷いつつも、たのしい時間。

この期間、私の頭の中はたくさんのバイヤーさん、お客様の具体的な顔が浮かぶ。

基本は『プレゼント』
ちょうど今つくっている、今期の秋冬の商品もお客様に喜ばれるプレゼントであれば良いな、と思っています。

バレー部

性格がでこぼこな私の周りには、いつもでこぼこを修正してくれる仲間がいます。

昔からそう。

特に大学のバレー部の仲間はみんなわたしの面倒見が良い。(言い方変だよね)
みんな九州にいるからなかなか会えないけど、繋がっている安心感がある。

私が帽子をつくっていると言えば、お店に買いにいってくれたり。
しかも行った事を私に言わないのがにくい!
いつもお店の子から『お友達きて、買ってくれましたよ〜』と、随分あとできく。

この場をかりて、みんなありがとね。
あっ、そうそう、ヒカセンパイから手紙きたよ。
元気そうだったよ。

Tuesday, May 29, 2007

朝起き、早起き

最近めっきり早起きな私です。
きっとまだみんな寝てるんだろうなと思うと、起きている自分が得した気分になってくる。

この朝はわたしのもの、みたいな。

しかも朝の空気は日中のそれとは明らかに違う。
しんと息づいている。
空気に粒子があるとしたら、朝の粒子は細かくて透明で一つ一つがきれいな丸い形をしている。
それが時間が経つにつれて形が壊れて、粒子が粗くなって色が曇ってくる。
そんなかんじがするから、朝の早い時間が気持ちいい。

ラジオ無しのラジオ体操を張り切ってやる。
精一杯やってみるとわかるけれども、これって結構な運動量。
おもいっきり背伸びして、つま先立ちしたり、深呼吸したり、ねじったり。
よくできた体操だなと思う。
これが終わるとだいたい頭も冴えてきてからだがしゃきっとするから、ふしぎ。

新鮮な空気を体に入れたら、体が喜んで動きだしたみたいに。

朝は何でも新しくスタートする時間。

毎日朝を繰り返す。

この時間、出来るだけ、気持ちをアップさせていきたいなと思う。

そして気持ちよく1日をスタートしたいなと、日々思うのです。

笑顔で肉をやく

ようやく実現!!

野中ちゃん行きつけの焼肉屋さんが予約でいっぱいで、残念がっていたけれどそんな時こそ新規開拓のチャンス!!とばかりに意気込んで探した、『間違いない焼肉屋』

写真のお肉の霜降り加減に一目惚れ。
やっぱり写真って大事だね〜と言いながら予約。


いよいよ、当日。
いつも食べるお昼のパン屋のおいしいパンを我慢して(野中ちゃん、りかちゃん、さいちゃんは食べました。ほんとこらえ性がないなぁ〜)決戦に備える。

7時と同時くらいにタイムカードを押していざ。
場所は『銀座』
『私たち、きっと浮くね』の言葉通り、店に向かう道中にでもキョロキョロ、おのぼりさん状態。
リカちゃんは地図見ながら、マイペースなナビゲート。
野中ちゃんはやっぱりどこでも声がでかい。
さいちゃんとひろえさんは後ろからおしゃべりしながらのんびり。
わたしはキョロキョロしていろんな人にぶつかる。
ホントまとまりの無い一行。
だけどみんな楽しそう。それがいいんですよ〜。

店に着くまでにも十分楽しんだ私たちは店でも、大興奮!!

26歳から32歳までの女子が『肉』を囲んで大盛り上がり。


                      野中ちゃん撮影

お肉が運ばれてくる度に、『わぁ〜』と歓声があがる。
お店のお兄さんもこのテンションにつられて、ついつい普段は焼いてくれないのに、みんな分のお肉をおいしく焼き上げてくれた。
ヤキニク番長、野中ちゃんもうなるほどのおいしいタン塩、そして塩ホルモン!!





『あ〜、おいしい〜!!』といっているそばから、向かいのリカちゃんはキムチが気管に入ったと咳き込み大騒ぎ、ホルモンをひたすら焼くサイちゃんは、『もう良いかな、焼けたかどうかわからないです〜』と何回も繰り返す。
ヒロエさんは『じゃ、これ頂きます』とマイペースに食す。
わたしは『これは何を付ければ良いの、わさび?しお?』と何回もきく。
そんな私たちを見て、野中ちゃんは『ホント天然ばっかりで困る』と笑顔で嘆く。
それを聞いてリカちゃんが『野中ちゃんも天然だよ〜』と。

笑いすぎて涙がでた、お腹が痛かった。
小さい頃に笑いすぎて死ぬかもと思った事があるけど、それに近い。

とりとめも無い話をしては大笑いし、真剣な話に意見を交わしたけど、やっぱりデザートは5種類全部オーダーしてみんなでわけっこした。
飲んで、食べて、笑って!!!

楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、気付けばヒロエさんは終電を逃してしまっていた。
あらら。。。

それにしても楽しかった〜。
しばらくはこの空気感を思い出してニヤニヤしそうです。

さて、次回はいつにしましょうかね。
ポルトガル料理?
沖縄料理?
やっぱりヤキニク?

何でも良いです、楽しく息抜きしましょ〜!!

Monday, May 28, 2007

母とわたしの長い歴史

28.may


今年60歳の還暦を迎える母。

今日、電話口で元気そうに
『お母さんね、60歳になるなんて思わんかったよ。まさかね、赤かとば着らんばとやろうか〜、なんかはずかしか〜。』
(60歳になるなんて思わなかったよ。まさか、あの赤いちゃんちゃんこを着なくちゃいけないのかしらね、はずかしいな。の意。)

と、楽しそうに言っていた。

私から見ても母はとてもかわいい人。

そう思えるようになったのは、社会人になってから間もなくのことで、それまではなかなか素直になれない、距離感があった。
お互いに。

私が小学校の高学年になるまで、両親は自営業を営んでいて、なかなか会えなかった。
というのは、
とにかく田舎の、おばあちゃんの家の近くでは商売にならないので実家から離れた場所で会社をやっていたから。

人の良い両親の商売はうまく行っていて、週末にも忙しく仕事で帰って来れずに、1ヶ月に1度週末に会えれば良い方だった。
私は週末の休みの前になると、そわそわして事務所の母に電話した。

『明日は帰ってくると?』

帰ってくると言われれば嬉しいと思い、来ないと言われれば淋しいと思った。
嬉しい時は嬉しいと言うけれど、淋しいときにも『大丈夫!!』と強がる事をこの頃に覚えた。
わがままを言えば困らせてしまうから。小さいながらに心配をかけまいと、頑張っていた気がする。
淋しいと思うとキュ〜っと胸が締め付けられた。

週末に会えても束の間で、また『会社』に戻ってしまう。
行かないで欲しいといつも思っていた。
『今度はいつ来ると?』と親子の会話とは思えないやりとり。

父を支える母の姿はいつも明るかった。かっこいいと思っていた。
喧嘩をしたところを見た事も無いし、愚痴を言っているのを聞いたこともない。
2人はとても仲が良く、子供の私から見ても良い夫婦だなと思っていた。
だから心配かけられないとなおさら思っていた。
大好きだったお父さんとお母さん。

そんな2人が私が5年生の頃、『リコン』する事になった。

子供のわたしにはこの成り行きの訳が分からなかったが、大人の世界の決まり事に従うしか無かった。
その頃の記憶はあまり無い。
別れ際に泣く母をはじめて見て、わたしは泣いちゃいけないと思い我慢したのは覚えている。
このとき私は、世の中は何が起こるかわからないもんだと、妙に冷静に見ていた。


リコンしてから母は実家に戻り、仕事が終わると毎日家に帰ってきた。

これまであまりに離れていた時間が長かったからどう接すればいいのかわからなかった。
あまり理解されないかも知れないけれど、母親との関わり方がわからなかった。
『甘え方』とかがわからない。
ギュッと抱きしめて欲しいときにも近寄れずにいた。
とにかく距離感がわからない。
何となくぎこちない。

母は良く言う、『あんたはいつも反抗的でかわい気がなかった』と。

無邪気に甘えた事は無いし(出来なかった)弱音も吐いた事は無いし、強がってばかりいた。
俗にいう、『反抗期』には特に激しかった。

お母さんが嫌いだったから。

なんでこんな家に生まれてきたんだろうって毎日思い、母を困らせた。
居心地が悪くて、はやく家を出たかった。何度か家出もして周りに迷惑もかけた。

そうする事で気を引きたかったのかも知れない。結局淋しかったんだと思う。
素直に言えないから、反抗的に意思表示してしまっていたのかも、と思う。

『幼い甘え』

この微妙な距離感のまま大学生になってしまった私は、親のありがたみなんてさっぱりわからない、わからないふりをしたアホな学生だった。
何不自由無く育ててくれた事に感謝の念なんて無かった。当たり前だと思っていた。

そんな私に親を大事にする事を教えてくれたのはその頃に出逢った、主人とその家族だった。

初めて彼の実家に遊びにいったときに、家族ってこんなにもあたたかいんだと、初めてのやわらかい家族の空気の感触に涙が出た。
色で言うとオレンジから黄色の淡いグラデーション。とにかく今までに無い強烈な光景だった。まぶしかった。

彼の家族から、お母さんにもっと甘えていいんだとか、素直になるのは恥ずかしくないんだとか、信頼する人の前では強くなくていいんだとか、弱いところもみせていいんだとか、初めての感覚を教わった。

そのころから少しずつ母との関係が変わってきた。
社会人になってお給料をもらうようになり、お金をもらうことって大変なこととか、家族を養うって大変な事とか色々わかって、母の見方もかわった。

今、私は母をとても尊敬している。
いつも明るく、誠実で、本当に人に優しく、誰にでも平等な、そんな母。
強い女性。

素直になれるまで時間がかかりましたが、今ではあなたの娘で本当に良かったと思っています。

還暦のお祝いには、手紙と赤い何かをおくります。

いつまでもかわいいお母さんでいてください。

愛しています。

ありがとう。

Friday, May 25, 2007

豆乳ボーロ


あまりおやつはあげない派なのですが、なんだか健康志向な匂いのするこのお菓子に惹かれて、買ってしまいました。
きっと企画した人の思うつぼです。

つぶたろうは、初めて見るものに関してはいつもかなり、用心深い。
臆病なんです。

今回もこの距離感。
まず食べ物である事にも気付いていない。




『豆乳ボーロ』
何とも良いネーミング。
とりあえず一個味見してみたけど、普通のクッキー。

犬が食べるものはとりあえず食べさせる前に味見する。

ドッグフードも。

で、あまり味が濃かったり、油分が多かったりするとあげない。
だからあるメーカーの缶詰はあげない事にしている、チェックにかかってしまったからしょうがないです。

今回のは大丈夫。

犬のくせに、まだ用心して匂いを確認する粒太郎でした。
もっと、勢い良くとびつけば良いのに。


夜なのに

夜に明るすぎる部屋はどうも落ち着かない。
お客さんがうちに遊びにくると、みんな『この部屋暗くないの?』ときかれるくらいに、普通より暗い。

お客さんに悪いからその時はいつもの何倍も明るくして、まるでお昼みたいな夜の部屋にしたりする。

夜なのに部屋の中が、ずーっと昼間の明るさなのは、やっぱり気持ちが落ち着かないな。
交感神経がずっとはたらいている感じでしょうか。

交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えが上手く行かなくなると、鬱病になったりするらしいです。切り替えが大事なんだって。

それには照明や香りもいいきっかけになるようなので、わたしはきっとこれで、スイッチが切り替わっているんだと思う。
その日の気分で香りもかえて。

優しい気持ちの時は、ローズベースの香り、すっきりしたい時はグレープフルーツ等の柑橘系、本を読む時はラベンダー、カモミールなどなど。その日によって好きな香りも違ってくるからおもしろい。

写真は照明に適当にからめて光を楽しむオブジェ?です。
裸電球にからめていますが、いい感じの光をつくってくれます。


Wednesday, May 09, 2007

感性を磨くには、、、

ある脚本家がいってました。
『ぼーっと物思いにふける時間が人には必要。しかし、最近の子供達はスケジュールに追われてそんな時間がない。例えば本を読み終わっても、はい、読書の時間はここまで、さて次は、、、。読書をしたあとにそのあとの余韻、情緒を味わう暇がない、そこで色々とイメージしたりして、感性は磨かれるのにそんな時間が子供達にはない。』と。

なるほどね。

ボーっとしすぎるのもどうかと思うけど、一理ある。
子供も大人も関係なく、きっとこういう時間は必要だなと思う。

人間はイメージ(想像)する事の出来る、生き物なんだもんね。

出来るだけ良い方法で使いたいものです。

YES

ジョン・レノンとオノ・ヨーコ

ジョンは、ヨーコの個展でこの作品に出逢った。
大きなはしごがあって、その上った先には虫眼鏡がつるされていた。
ジョンがはしごを上がると、そこには何やら小さな文字が。
それを、虫眼鏡で見ろというのです。

虫眼鏡を手に取りみてみると。。。

一言

『YES』の文字が。

ジョンは言いました。
そこに肯定の『YES』ではなく、『NO』と否定的な言葉が書いてあったとしたら、嫌気がさしてしまっただろう』と。

きっとジョンはこの全てを肯定して、受容するヨーコの言葉で、癒され、安堵して、そこからきっと彼女に惹かれていったのではないでしょうか。

素敵なストーリーだな〜。


ジョンの生涯の前半は孤独感、絶望感、焦燥感でいっぱいだったようですが、ヨーコと出逢ってからは、ヨーコのおおらかな愛に守られて、包まれてきっと幸せだったのではないかなと思います。

だからこそ、あんなに愛に満ちた作品が出来るのだと。

すばらしき『YES』、愛のちから!!

だれかにとってのそう言う存在になれる事も、そう言う人に出逢える事もすばらしい。

まずは自分の周りの人が幸せだって思ってくれれば、きっと巡り巡って自分にとっても幸せなんだなと思うのです。

何だか、『ええかっこしい』に聞こえるかもしれませんが、でもホントにそう思うんです、私。


甘いのかな。

*ジョンレノンさん、オノヨーコさん、敬称つけずにすみません。*



Sunday, May 06, 2007

バベル

話題の『バベル』を見てきました。

見終わってエンドロールがながれても何だか席を立つきになれず、しばし呆然。

すっきりしない、、。


この手の映画である事は何となくわかってはいたけれど、ここまで『見た方の判断にお任せします』とは思わなかった。
考えるところがいっぱい。

これから見る方もいらっしゃるでしょうから、詳しくは控えます。

見る価値がないって言う人もいますが、見てから言ってほしいです、そう言う事は。


話は変わりますが、
そう言えば、授賞式の時の菊池凛子さん、きれいでした。
女性は自信を得るとあんなに輝けるものなのでしょうか。
『自分は遅咲きの女優だと思っていたから、バベルに出会う前にも焦りは無かった』と語っていました。
自分を知る事、強く信じる事はぶれない生き方の指針だなと。
強い女性を感じました。

『バベル』
機会があれば、是非。

Saturday, May 05, 2007

ママ気取り

MAY.5

今日は『子供の日』
男の子の節句の日に『碧丹』(あおに)は生まれた。
今日で1歳の女の子。

高校の頃からの親友のカヲルちゃんの娘。
生まれて2時間後くらいの碧丹を初めて見た時は天使だと思った。
生まれてきてくれてありがとうって本気で思った。
カヲルちゃんに『この子はきっと前世で私の子だったと思うよ、そんな気がする。』と言ったら、『そうかもね〜、きっとそうよ!
だから、たまには子守りしにきてね』と軽くあしらわれた。


そんな碧丹の誕生会。
赤飯ではなくおばあちゃん特製のパエリア、野菜の盛り沢山サラダ、手作りケーキと温かいおもてなし。

そのあとは恒例の。。。
1歳の誕生日には九州では平餅の上を、わらじをはいて歩く。
餅をしょって歩かせるなんて、こっちに来て初めて知った。
歩くのでさえ侭ならないのに(二日前から歩きだしたばかり)こんな重いお餅を背負うなんて〜!!
案の定、烈火の如く泣きじゃくる碧丹をよそにみんなは大笑い、微笑ましい光景でした。


さてさて、外は、すっごくいい天気。
緑もきらきら。



で、近くのお気に入りの公園に散歩!!


碧丹は花が好き。
ベビーカーに乗っていても、花を見つけると『あ〜、あ〜』と指をさして近くに行けとばかりに催促する。



愛犬クッキーも一緒にお散歩。このクッキー本当にいたずら好き。碧丹のおもちゃを片っ端から壊していく。焼きもちかも、と思う。







特別、子供好きでは無いけれども、私にとっても碧丹は特別な存在。
元気に育ってほしいと願うばかりです。
早く大きくなって一緒に買い物とか行きたいとまたしても妄想は膨らむのでした。

ベビーカーを押すだけで、ちょっとだけママ気取りなわたしでした。


Friday, May 04, 2007

エトランジェたちのパリ

MAY.4

ぱらぱらと手帳を見ていたら、行きたいと思っていた展覧会が7日までだった。

思い立ったが吉日とばかりに支度をして、いざ六本木へ。

『国立新美術館』は、2月に出来たばかりの新しい、日本で5番目の国立美術館。

(建築だけ見ても巨大なガラスの壁面が流線型に形作られていて、圧巻!!すばらしい。)
そのオープニングとして、パリの近代美術の殿堂といわれているポンピドーセンター所蔵作品から、パリに集まった芸術家たちの作品約200点が展示されている。



館内はゴールデンウィークという事もあってか、混雑していて、こんなに人の多い展覧会は初めてで、驚いた。

熱心にメモをとりながら見る人、腕組みをしてじっと見入っている人、近くによったり、遠くから見てみたりする人、椅子に座ってうたた寝してる人、色々な人がいて、それを見るのも楽しかった。

ピカソ、シャガール、モディリアーニ、ミロ、マンレイと好きな作家の作品が直にみれてちょっと興奮!

ピカソは青の時代とキュビズムの時代のとが並べて展示されていて、作風の変化を目の当たりにして不思議な感覚になった。
たくさんの批評家の人たちが批評するけど、ピカソはホントはなんでこんな絵になったんだろうなぁ〜。
上手に書くのがつまんなくなって、こんなのも面白いかも〜とかいって、でたらめにかいてたら面白いのに。
(そんなはずはないか。。。)

アンドレ・ケルテスの『昼下がり、パリ』という写真作品。
橋の上から紳士たちが下を覗き込んでいるという風景を切り取ったものなんですが、その紳士たちのみんな(20人弱写っていたともう)が素敵な中折れ帽やハンチングを被っていた。
その時代の紳士のファッションには欠かせないものだったのだろうし、日常的に被っているのだろうから、みんなとても似合っていて、すごく素敵で、良いな〜と、にんまり。

2時間くらいゆっくりとみて、何も感じない作品もあるし、何でだかひかれる作品もあって色々だけれども、全てに関して思うのは
『何でこれを作ろうと思ったの?』って事でしょうか。

芸術に意味を求める事自体が、もしかしたら愚問なのかもしれませんが。



今、「モネ』の回顧展が開催されていて、フランスのオルセー美術館、アメリカのボストン美術館、メトロポリタン美術館等から
100点近くの作品が集められています!
印象派を代表する画家で有名で、明るい色彩と溢れんばかりの光の表現が美しい。
次回はお昼間に見に行こうと思います。


見終わったあとは、すっかり暗くなっていました。(館内の写真です。なんか近未来みたいな建築でしょ〜!!)

Thursday, May 03, 2007

たいようのおなら

だいたい寝る前に本を読むのだけれど、こんな日にはゆっくりと昼間から。
小説や詩集も良いけれど、たまにはこんな本も。

4歳から7歳の子供たちの詩集(つぶやきみたいなもの)
まだ文字の書けない子供はおかあさんが、そのつぶやきを書き留めている。

わたしには子供はいないけど、きっと子供の感性は驚くほどに透明なのだとおもう。

この本には思わず笑ってしまうものや、なるほどと感心してしまうもの、ぎゅっと感動するものがたくさん。
私に子供がいたら、毎日たくさん話をして、空想の物語を作ったり、したい。(現実は厳しいのでしょうが、希望です。)
言葉を書き留めておいて、いつか大きくなったら見せてあげたい、などとまたしても妄想は膨らむのでした。













すばらしい。
自分の子がこんなこと言ったら、ぎゅっと抱きしめます。

ベジタリアン気取り

何となく健康的な今日。
体に入れるものも健康的でいたいとおもい、朝ご飯は野菜をたっぷり。

ブロッコリーは大好きで1株まるごと1個食べてしまう。

レンジでチンはしない。
ちゃんとボイルして、湯気のでてる熱々のものをたべるのがすき。

お気に入りの手吹きのガラスの皿にすこしづつのせていただきま〜す。




そのままでもいいし、ハーブの入った岩塩をつけてもホントおいしいんです。






この岩塩はすっごく便利、新ジャガを千切りして軽くいためたものに、さっと一振りかけるだけで、すっごくおいしいし、サラダにもパスタにも。
いろいろ使えます。

あとは冷蔵庫の中の野菜(ジャガイモ、たまねぎ、きゃべつ、ニンニクの茎、にんじん、ブロッコリーの茎、まめ、等等)にコンソメを入れて野菜スープ。




焼き肉大好きな私だけれど、今朝ははちょっとしたベジタリアン気取りなのでした。

虹がみれるよ

先日ご紹介したレインボーメーカー
作家さんの作品を見れる店があります。(美容室です。)
さらにデザインのバリエーションが増えてキラキラがいっぱいです。

お近くの方、興味のある方のぞいてみてはいかがでしょうか。


取扱い店
oafu hair
中央区大名1-8-33エイトビル501
092-732-5284

さんもんのとく

今朝、6時に目が覚めた私。
おばあちゃん並みだな。

いつものようにベットの上で、軽くストレッチ。
カーテン開けて、窓開けて、まずは朝の空気を部屋に入れる。

あったかいミルクティを入れて、出かける準備開始。
しばらくしてハッと気付いた。

今日は休み。
後半の連休の初日だったことに。

習慣とはおそろしいものです。
朝はぼんやりしていているから50パーセントくらいは無意識状態な私は、会社に行く準備をしてしまいました。
時計を見てもまだ6時半。

休日にしてはかなり早めの1日のスタートに、得したような損したような。
いいえ、早起きは三文の得なはず。

そうだ
ジョギングしてみよう!!
そう思い、化粧を落としてパーカーとか着ちゃって、スニーカーはいて一応ジョギングスタイルになって、いざ!!

朝の早い時間、結構散歩している人が多いのに驚いた。
年配の人が多いのだけれど、犬の散歩の人もいるし、ご夫婦で歩いている人も。
そんな人たちに交じって、走った。
(走ったつもり。)

感じた
『完全な体力不足、衰え』
だって、気持ちはあるのに、走れないんです。イメージでは軽やかにスマートに走っているのに、明らかに運動音痴な動き。。。
参りました。

今日の早起きは、『なれない事をして、現実の自分の姿を知る』為のものでした。
なるほど、得をしました。


みなさんはいかがですか?体力に自信あり?!

Wednesday, May 02, 2007

大切に想う、うた

なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない
どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない

なぜ 生きてゆくのかを
迷った日の跡の ささくれ
夢追いかけ走って
ころんだ日の跡の ささくれ
こんな糸が なんになるの
心許なくて ふるえてた風の中

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます

この唄をBANK BANDの歌う『糸』で知った。
マルペンサ空港へ向かう電車の車窓から雪景色を見ながら。
この曲を聴くとその時の景色や、空気がよみがえる。

誰といつ出逢うか
タイミング
必然性
その人となら何が出来るか(当事者だけの関係で終わらず、周りの人たちに対して何が出来るか)
イメージしてみて、それが仕合せなら

きっとその人が自分にとって『逢うべき糸』なんだと思います。

よく言われる

『いつも楽しそうだね』

そう

わたしは確実に、不幸ではない。



「幸福だから笑うわけではない。むしろ笑うから幸福なのだ。」(アラン)

Tuesday, May 01, 2007

コトバのチカラ

マーガレットが好きだけれど、何だか元気な色が欲しくてガーベラにしてみた。





あんまり強い色の無い我が家にパッと明るいビタミンカラー。

花瓶もちょうど良いのがないから、1個は何かの空き瓶。
透明の瓶はラベルをキレイにはがして花瓶にしてしまう。
ガラス好きだから好きな形のはとっておく。

ジャムとか作ったらそれに入れたり。

アイビーもポットで買ってきて、鉢に植え替えた。



この子はすごく繁殖力があるからきっとどんどん育つ。
のびてきたら、切ってまた植え替えてあげるとまた伸びてくる。
手がかからなくて、元気で良いけどたまにその元気っぷりが疲れる事もある。
ごめんね。


あとはバンブー。
何処で買ったんだっけ?
忘れたけど、一番長くいる。
なんか相性がいい気がしている。



毎日お水をかえるときには、茎(枝?)をよしよしとなでてあげる。
葉っぱもよしよしとなでてあげる。

昔テレビで見た。
良い言葉をかけてあげると長く生きるって。
逆に嫌な言葉をかけると早く枯れる。

祖母も母も花が好きでよく手入れをしていた。
いつも何かぶつぶつ言って、何言ってるんだろう、気持ち悪いな〜と思っていたけど、今では同じように話しかけている自分がいる。

命あるもの、その間は出来るだけ元気に咲いていて欲しいと思う。

植物は何も言わないけど、わかるんです。

だって、生きてるからね。