Friday, June 20, 2014

製作日記 美意識


 

 
 
 
 
 
 
 
 
ブレードの帽子の素材です。

Valeurでは日本製の物を使用しています。
これはブランドをはじめた11年前から変わりません。



この素材を作ることができるのは、日本はおろか、なんと、世界中探しても愛知県にある、ここ一件だけ。...

同じ機械が、海外にも数台あるらしいのですが、それを使いこなせる人材がいないらしいのです。それほど複雑で繊細。

ブレードをくむ時の温度、湿度などで微妙な調整が必要で、付きっきりで見ていなくてはいけない。
長年の経験と根気が必要な作業です。

五ミリ程の幅の中に、日本の職人のプライド、
世界でこれを作れるのは自分しかいないと言う自信と気概を感じます。

その佇まいをみると美しいなぁと見入ってしまいます。
縫う人の事を思い綺麗に揃っている端の始末、使う人の事を思い経年変化を楽しめるような原料の選択に加工。
どこをとっても利他の気持ちに通ずるものを感じます。

簡単な方法で似たものはできるのですが、やはり似て非なるもの。

唯一無二なのです。

わたしは日本の技術を守るとかそんな大それたことは言えませんが、
日本人の美意識のつまった素晴らしい素材を使い帽子を作りたい、
被る人に長く愛される物を作るには素材が良いと言うのは外せない。
身に付けることで、嬉しい気持ちになる、良いものを作りたい。

そんな理由で使わせて頂いています:-)

帽子の材料から見えてくる日本のもの作り、本当に奥深い。

今からこの素材で作るのが楽しみです。



 
 

 
 
 
 
 
ちさき

 
 
 
 

Tuesday, June 10, 2014

徒然なるままに、ポツリ。


*梅雨入り。梅雨時期の空気は重く、溺れるような感覚と誰かが言っていた。わかる。

 

*今日もどこかで誰かが誰かを想って、嬉しくなったり、切なくなったり、心配になったり、こころがぐるぐるしている。そんな想いをのせたまま地球は回っている。

 

*雨音だけを聞きながら、ご飯を食べる。

余計なことは考えないで、食に気持ちを寄せて、この食材がここに並ぶまでのたくさんの人たちの関わりを想う。ここでこれが食べられるのは奇跡に近い。ちょっと大げさかな。

 

*小説を読んで、あーこの気持ち私知ってるなぁ、言葉にするとこんな感じなんだーと、ストンと落ちて、きらりと輝くことがある。

小説を読む楽しさだし、そのもの書きの人を好きかどうかはそんなところでも判断していると思う。

 

*田舎で育ったから自然なんて意識せずにすぐそばにあったし、いつも遊び場だった。こうも離れて過ごしていると、やっぱり東京での暮らしがたまに息苦しくなってしまう。

 

*引っ越して良かったのは、適度な田舎で、夜はちゃんと街が暗くなり、朝には鳥の声がたくさん聞こえること。あと、風の匂いが青いこと。

 

*あの時のことを思い出せない。思い出したくない深層心理。

 

*寝たきりで過ごした約一カ月の間、そうなった原因を自分の中に求めた。何でもかんでも最後は自分の中にあるって思ってる。

その原因を確認したのに、また同じことを繰り返そうとしている。

 

 

*気になることがあるタイミングで、その人から必ずと言っていいほど連絡がくる。きっとこれはテレパシーだと思うのです。

 

*レスリー・キーという有名な写真家さんの生い立ちを初めて知った。

想いを知った。素敵だなと思った。

笑顔で人をつなぎ、平和への活動をするって、やっぱりいい。

 

 

*祈ることでは何も変わらないっていう人もいる。

行動を起こせる人、そうでない人、いろんな状況がある。

 

ただ祈りはだれもができる波動を送る行動の一つだと思う。

この+の波動が世界を包めば少しは優しい世界になると思う。

祈って、祈りと同じベクトルで行動をすれば、目的までの道のりがぐんと近くなる。

 

*ときどき鏡をじーっと見る。眼の奥をじーっと見る。そこに映っている自分を見て、その中の自分を見て、もう、訳が分からなくなる。だれ、これっ?ってなる。そんな経験みんなあるよね。

 

*高校生活、大学生活の一部は寮生活だった。しかもどちらも女子校。これがわたしの性格の大まかなラインを形作っていると思う。

 

*昔からなぜか出家願望がある。

 

*あまえる人を見ると、かわいいなーと思う。

特に女の子はそうあっていいと思う。うん、いいよ、かわいい。そんな人が好きだ。なかなか自分事には出来ないけれど。

 

*毎朝早起きなのは、気持ちいいから。好きだから。単純にそれだけ。

心地いいと思うことは無理なく、むしろ喜びを持って続けられる。人生においてそのような気持ちで生きる時間を出来るだけ長く持ちたいものです。

 

*同じ空見てるとおもうと嬉しいよね、って。

 

*心を整えたいときは、まず姿勢を正しくして、ゆっくり呼吸するようにしています。

朝は座禅を組みますが、出来ない電車の中でもしゃんと立って同じようにゆっくりと呼吸をするようにします。満員電車に心がのみ込まれないコツです。

 

*不安の気持ちは自分が作り出す妄想。それをやめる。いまおこっていることがすべて。

 

*「星に願いを」祈り。

 

*約束は「希望」。

 

*言葉って便利なようでもちろん万能ではなく、言い表せない気持ちがあるとき、一生懸命にそれにあった言葉を探そうとして黙ってしまうことがある。機嫌が悪いわけではないのです。

 

*一日3食食べなくてもいいと、私の体が言ってきた。

誰かに教えられて、そうした方がいいという概念は、必ずしも全部自分には当てはまらない。自分を知る。

 

*電車を色で覚えてしまっているから、人と話すときにたとえば丸ノ内線といわれたら「何色?」ときいしまう。

さて、水色と青は何線でしょうか。

 

*男とか女とか何だかそんなのどうでもいいのになーと思うことが多くなってきた。同じようなものを食べて同じようなものを出す日々。

 

*男のくせに、とか女のくせにとか、その、「くせに」の基準はそれぞれ違うのだろうね。

その基準が出来るだけ近いと居心地がよい。

 

*お味噌汁にいれるナスは一度焼いたものを入れるとすごくおいしい。一手間のおいしさよ。

 

*合掌をすると、次第にこころが穏やかになるのはなぜだろう。

以前、合掌しながらケンカできないよねって言っていた人がいる。確かにそうですね。

 

*ねぇ、幸せ?てきかれると、困る。

不幸ではない気がするけど、幸せかってよくわからない。不幸ではないから幸せなのかな。何かが欠けると、そこから幸せだったことが見えてくる。

かけていない今はきっと幸せなんだと思います。

 

 

*お疲れ様、また明日って言えることはしあわせの一つです。

 

*でも、あしたの保証なんてない。だから、今。

 

*今という現状の重みを適当に流せれば、きっともっと楽に

毎日を過ごせるのかも知れないけれども、それらはいつも気配を消したようにして、でも強い意志を持って迫ってくる。

 

*半分帽子作り、半分農業やりながら生活できないものかと考える時間が増えてきた。

生きることに立ち返り、食を想い、農を考えると、自然とそうなる。

田舎にいるころは農家なんて絶対に嫌だと思っていたのに、百姓は百のことが出来る生きることにおいてのプロだと、今では尊敬している。憧れの存在。

 

*出国前の空港でのあの何ともいい難い気持ち、何て言えばいいんだろう。あの気持ちにまたなりたい。

 

*良い食材にあうと、無駄が減る。余計なことがいらなくなる。

よりシンプルに、生きやすくなると思った。

 

*先生と呼べるひとがいることは、ありがたい。

 

*豊かな暮らしってモノを買ったり、たくさんお金を稼ぐことだけではないということを、実感として感じるまではきっと抜け出せない世界がある。気づいているのに失うことが怖くて出れないこともある。回り始めると手に負えない魔のスパイラル。

 

*今度、お店を出すことにしました。@清澄白河。詳細は追ってお知らせします!

 

*「離れていても近くにいますね」って言うことは、こんなにも安心感があることなのか。

 

*地球が永遠に存在するには人間がいなくなればいいという思想がある。わたしはそうは思わない。

 

*風致地区に指定されている神宮の森近辺。そんなところにあんな新国立競技場みたいなものがいるのかな。あるものを生かして出来ないのかね?もったいないな。

社会的文脈を無視して破壊的に突然あらわれる建築物。

キャビコット的全体論、人も動物も自然も一体として考えて、環境を丸ごと一つの生き物としてとらえると、そんなことは出来ないはずなのにな。結局、人間様ありきなのかね。

建設反対に昨晩、ネットで署名済み。まだ間に合う。

 

*ここから。

http://www.change.org/ja/キャンペーン/文部科学省-日本スポーツ振興センター-神宮外苑の青空と銀杏並木の風景を守ろう-巨額の建設費をかけない-いまある国立競技場を直して使おう?recruiter=75010186&utm_campaign=signature_receipt&utm_medium=email&utm_source=share_petition

 

 

*毎朝太陽が昇るように、毎日同じことを続けていると、ふとした時に自分の中にもゆるぎない何かが芽生えていることに気づく瞬間がある。穏やかな衝撃と自信。

 

*自分が楽にいれること、ありのままでいることって結構難しいと思っていたら、先日「凄く自然体ですよね。」といわれて驚いた。

自然体という言葉に免疫がまだない。

 

*私は根っからの怠け者なのです。自分が一番よく知っている。

でもこれだとなりたい自分になれないから少し抜け出せるように、一応頑張っているつもり。辛い事は続かないから、出来るだけ心地よくできる匂いを嗅ぎながら、少しづつ、少し頑張る怠け者になろうとしています。

 

*いろんなことを失敗したのだろうけど、あんまり覚えていない。

そこから先に進むことでしか乗り越えられないし、案外切り替えが早い。

 

*感情のコントロールが出来ないと生きていくのは結構難しい。瞑想はそんな私を助けてくれる。

 

*よい1日を! こんな短い言葉の中にもたくさんの想いは込められる。

 

*雨の日は雨の日の楽しみがきっとある。作り出せる。それがまた楽しみでもある。

 

*亡くなった人に会いたいなーという時はどうすればいいのだろう。

 

*「本当はこれをやりたかったんです。」ということから遠く離れていることは、想いが本気ではなかったから。本当にやりたいことをやるというのは、覚悟してエネルギーのほとんどを注ぐということ。

いまいる場所の景色を見ると、なんとなく熱が足りないような気がします。

 

*絶妙なタイミングで神様は出逢いをくれる。

いいもわるいもすべてわかってくれているから、全部受け入れていくつもりです。

まだのみ込めない出逢いもあったりしますが、その人の中に神を見つけようと思っています。絶対的なものです。

 

*ヒトちゃんが初の個展をします。6/207/31

場所は原宿にあるランプ原宿。何回かいくと思います。ひとちゃん、おめでとう!

 

*好きな人が嬉しいと、嬉しい。そんなことを積み重ねていけばいつまでも空は澄んで見えるとおもう。

 

*りかちゃんとこに、赤ちゃんがやってきた。

なんというか、良く言うけど天使。奇跡を形にするとああなる。

奇跡の周りにいる大人はみんな満たされている。これがきっと幸福。

鼻腔に届く匂いも温度もまなざしもすべてが体温よりも少し高めで湿度がある。生まれたての感触。小麻音ちゃん。ようこそ!仲良くしたいです。

 

*人に迷惑をかけてはいけないと教えられてきた。

インドかどこか(アジアのどっか)では、「生きていく中であなたも人に迷惑をかけるんだから、人を許しなさい」と教えるそう。

また、沖縄のある女の人は「人に迷惑をかけても、こいつなら迷惑かけられてもいいと思える人に育てたい」と言っていた。

 

*今、あることに感謝します。




 
 
 
ちさき