浅茅原つばらつばらにもの思へば
故りにし郷し思ほゆるかも
大伴旅人(万葉集 3巻)
万葉歌人、大伴旅人が、太宰府長官として九州に赴任した際に詠んだ歌。
しみじみと物思いをしていると、故郷の都のことがあれこれと心に浮かんでくると、詠んだ歌です。
『つばらつばら』とはしみじみと、心ゆくままに、あれこれと、という意味の万葉のコトバ。
万葉コトバ、とても興味があります。
コトバには魂があります。
言霊
古の人はきっとこのことをわかった上でコトバをつかったのでしょう
万葉の古に発せられた、美しいコトバの断片をのぞいてみたくなっています。
さいきん
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