Friday, January 16, 2009

今更良かったと思う事

ヒトリッコで

自営業だった両親は仕事で忙しく、離れていて 週末に会えるかどうか

殆どを祖父母と過ごした幼少期

言えなかったけど
淋しかった

そして

その頃にたくさんたくさん空想した、あそんだ

アンデルセンの絵本
日本昔話
昆虫や花の図鑑
世界地図
天体地図
読むというより眺めて、じぶんで物語をつくった
主人公だったり脇役だったりいそがしかった

この頃から妄想のトレーニングが始まっていたんだとおもう

絵を描くのも
塗り絵も
編み物も
紙粘土で人形を作るのも
お菓子を作るのも
人形の服を作るのも
好きだった

山登りも
木にも登ったし
探検ごっこで断崖絶壁にものぼった
川で釣りもした
土手で草スキーもした

野球の玉があたって息が出来なくなった
スライディングして捻挫した
サードゴロを拾おうとして、勢い余って転んで手首を骨折した

サッカーボールが顔面にあたって
痛いのと
恥ずかしいの気持ちが一緒になった


レンゲソウやシロツメクサの花冠もつくった
ピーピーマメでうたった
花の蜜をすった
ナズナでかすかな音を聞いた
虫眼鏡で光を集めて紙をやいた
煙がでて誇らしげだった

凧あげをした帰りにふざけて火遊びしてボヤ騒ぎになった
こわかった

いじめた
いじめられた

勝った
負けた

家出した
怒られなかった
あやまった

おたまじゃくしも蛙にした
蝶だと思って育てたら、見た事の無いガになった

誰が一番高いブロック塀から飛び降りられるか競った
男の子に負けじと頑張って
骨折した


野口君とケンカしてお腹をけられた
蹴り返した

蹴っては行けないところを

ひどく痛そうだった
先生に怒られた




蜂の巣をこわしてハチに初めて追いかけられた
べびに遭遇して心臓がひっくり返ったきもちだった
金魚が苦しそうと言ってストローでぶくぶくして死なせた
金魚が狭くてかわいそうと、浴槽にうつした
また死なせた


友達とお墓であそんだ
秘密基地に好きな子と一緒にいた
ドキドキした

こう思い出すと

漠然と淋しいと思っていた幼少期はとてもいい時期だった

それはそれでやはり、良かったのだと、そう思います。

これが、今のわたしのベースなんだと。

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