Sunday, April 29, 2007

山口お好み屋

先月、唐津の実家に帰りました。
私は大阪で生まれて3歳くらいまで大阪で、その後は祖母のいる佐賀で育ちました。
それはそれは田舎です。
10代の頃はそんな田舎がいやで、早くでたいと思っていましたが、今では大好きです。
実家に帰ると必ず行くところがあります。

『山口お好み屋』




ここにくると帰ってきた〜!1と実感出来る場所。
小学生の頃から小銭を握りしめてかよっていた、小さい頃からの馴染みの店。
私の母の若い頃にも通っていた、親子2代を知る店。
行く度に『のりちゃん、若い頃のお母さんそっくりね〜。姉妹みたい』といわれる。
その度に母は嬉しそうにする。私は苦笑い、ですけど。

メニューもご覧の通り、びっくりするほど安い!!



今日はお好み焼きと焼うどんを仲良く母と半分こ。




おじちゃんは2代目。
昔はおばあちゃんが一人できりもりしていた。
とても頑張りやのおばあちゃんで、倒れたと聞いた時はお好み焼き屋さんなくなるのかなと思っていたら、おじちゃんがやることになっていた。
それからおばあちゃんとおじちゃんの2人できりもりして、おばあちゃんがなくなってからもおじちゃんは、変わらずおいしい味を守っている。
店にはおばあちゃんのころから何ら変わりない鉄板の焼き台と招き猫が。




『おじちゃん、店の写真とってよか?』
『よかよ〜。古かばってんね〜(古いけどね)』
そう言うと、にこっと笑ってくれた。

ここには地元を離れた、大学生、社会人、お嫁に行った人、いろんな人たちが戻ってくる、あたたかい場所。
昔の自分に戻れる場所。

田舎だから近所のおじちゃん、おばちゃんともみんな知り合いで、家族だけではなくその人たちにも育ててもらった。
田舎の良いところかな。

『おじちゃん、また来るけんね〜。元気でね〜!!』
『気をつけて帰らんばよ〜。』

おいしかった。
変わらない味を変わらない場所で続けているおじちゃんをすごいと思った。
またね。

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