Sunday, April 29, 2007

急な階段の先には

実家の近くの神社。
帰った時は出来るだけいくようにしている。
長くて急な階段をのぼっていく。
この手すりが無いと怖くて上れないくらいに急な階段。
上ると決めたら後ろは振り向かない、というのが私が昔から決めている事。
怖いから。



深呼吸してただいま帰りましたと報告。




実家にいた中学生の頃までは毎日お経をあげていた。
おばあちゃんと一緒に。
朝起きて、おはようございますといい、夜に1日あった事をご先祖様に報告して、お祈りして、1日ありがとうとお礼を言う。
これが日課で、ご飯を食べるように普通の事で、何の疑問もなかった。

同じように神棚にもした。

だから神社にもいったし。
神様がいるとか実感した事は無いけれども、昔から『人が誰も見てなくてもおてんとさま(神様)は見とるけんね』と良く言われた。

良い事も悪い事も全部お見通しというのだ。

この感覚は小さい頃からずっと言われてきたから、私の中に染み入っている。
そう簡単にはかわらない、変われない。

神社からみえる景色は、昔とそう変わらない。




ほんとに田舎だな〜と思わずつぶやいて、急な階段を下りる決心をした。

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