Thursday, June 28, 2007

しつけ

突然ですが、
最近友達と話していて、小さい頃にどんな風に怒られていたかを思い出しました。

子供の頃の時間をほとんど祖父母と過ごした私は、だいたい祖母に怒られる事が多かった。
私の祖母は近所では厳しいと評判で、何か悪い事をすると、『のりちゃん家のおばあちゃんに言うよ〜』と言われるほど。

ひどく怒られるときは、家の外にあった物置みたいなところに入れられて、真っ暗でただでさえ怖いから、息が出来ないくらいに泣いて
しばらくするとそれに疲れてきて、落ち着いて、『わたし、なんで怒られたんだろう』と考えて、自分なりに反省してくる。
懐かしい記憶です。

私が小学校3年の時、一度だけクラスの子をいじめたことがあります。
とても恥ずべきことです。
それを知った祖母から、生まれて初めて頬をはたかれました。いまでも鮮明に覚えています。
祖母は泣いていました。
わたしは頬の痛みよりも、祖母の涙が辛く、いじめた子の事よりも祖母を泣かせてしまった事に、言いようもない気持ちになりました。
近くにいるのに、何だか遠くに感じてしまう感覚、体の平衡感覚がなくなる感じ。
ものすごい後悔。
もう絶対にしないと思いました。



そう言えば実家には約束事みたいなものが、筆書きでかいて貼ってありました。

ものを粗末にしない
ひとにあったら必ず挨拶をする
ご先祖様、自然に感謝する
陰口をいわない
不平、不満を言わない
コトバを大切につかう
話す時は相手の目を見る
相手の立場に立ってかんがえる
 
などなど、細かい事がもっとたくさん。
その理由も教えてくれました。
お寺に行っては、地獄絵図をみせられ、悪い事をすると舌を抜かれるとか、針山にさされるとか聞かされました。
これはホントにこわかった。
実は今でもこの事は信じています。(因果応報です)

こんなことを繰り返しながら、大きくなってきたんです。
私の性格のベースは間違いなく祖母の影響。
良いのか悪いのか、わかりませんがこれが今の自分だから受け入れたいと思います。

自分に子供が出来たらどんな躾をするのかな〜、とまだ見ぬ我が子へのしつけを考えるのでした。

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