Friday, April 24, 2009

ぼんやり

『雨の音がするの。これはきっとあの人の涙よ。』

聞こえるかも知れない、けど、もう何も聞こえないくらいにいっぱいになっていた。

髪の毛が風に揺れても、おおきめのシャツの裾からそれが入って来てふんわりとカラダから離れていっても
もうわからないところまできているのかもしれない。

『ミモザの花は優しそうに見えるけど、少し意地悪なの。しらないでしょ?』

『そんな時だって、メロディはきみとあのこの間を行ったり来たりして、距離を縮めようとして必死なんだよ。だから。』

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